痰が出る・血痰が出る

痰が出る

普段より痰が多い、以前に比べて痰の量が増えたと感じた方は、一度ご相談ください。
痰が増える原因は、感染症、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など様々なケースが考えられますが、中には重篤な病気のサインであることもあります。特に血痰は量が増えると深刻な状況に陥ることもありますので、慎重な対応が必要です。

痰が出る原因

喫煙は慢性的に気道にダメージを与えて炎症を誘発しますので、その結果、痰が普段から多く絡む傾向があります。
一般的には感染後(感冒後)咳が原因であることが最も多いですが、その他にも喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)によって気道が炎症を起こし、痰が増えるケースもあります。
その他、肺炎や肺結核、肺がんなど重篤な病気の可能性もあります。

診断・治療

多くの原因は風邪の後の咳であるために対症療法のみとすることが多いですが、患者さんの状況によっては適宜胸部エックス線検査などを行い、重篤な病気の可能性を排除していきます。CT検査が必要な場合は連携する医療機関をご紹介します。
また、血痰が出る、発熱を伴う、呼吸が苦しい、胸が痛むなどの症状もみられる場合は緊急性の高い疾患である可能性がありますので、早急にご相談ください。

この記事の執筆者

医師 山本 真弓

略歴

2003年 昭和大学病院 第一内科
2007年 みなと赤十字病院
アレルギーセンター
2008年 ピッツバーグ大学 留学
2011年 昭和大学呼吸器アレルギー
内科
助教
2016年 昭和大学呼吸器アレルギー
内科
講師
2023年 昭和大学呼吸器アレルギー
内科
兼任講師
村元内科クリニック 勤務

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定内科医、総合内科専門医、
    内科指導医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会
    アレルギー専門医、
    指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会
    気管支鏡専門医・指導医
  • 日本喘息学会 喘息専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医
  • がん診療に携わる医師に対する
    緩和ケア研修会修了
  • 厚生労働省医師の臨床研修に係る
    指導医講習会修了
  • 産業医

その他、経歴

  • 日本アレルギー学会評議員
  • 東京都国民保険審査員

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